アルミ青銅は意外にも身近なものに使われている金属材料

アルミ青銅の使用用途について

銅の部品

金属材料であるアルミ青銅、名前を聞いたのは初めても調べてみると結構身近にあるものに使用されていることがわかります。
金属材料は、非常に多くの種類があります。実生活で聞く金属でアルミは知っていましたが、アルミ青銅は聞いたことがないという人も多いでしょう。生活の中で触れることのある金属なのか調べてみると、アルミ青銅は金色の金属で腐食に強いとの表記があります。
装飾品ではアクセサリなどに使用されていることも多いことから、知らない間に身に着けている可能性もあるかもしれません。

そのほかには、腐食に強いため水道管などの部品であったり、船のスクリューにも使用されているようです。
技術革新で最近出回った金属材料かと思う人もいらっしゃるかもしれません。しかし実は、昔のお金5銭、10銭硬貨にも使用されているため、かなり古くから使用されている金属材料のようです。

では、アルミ青銅の配合金属は何を混ぜて作られているのでしょうか。銅80~90%に、アルミニウム、鉄、ニッケル、マンガンを加えて製造、引っ張り強度、硬さが普通の青銅よりも強く軽量に仕上がっています。金色で光沢があり、一見真鍮にも似ていますが、アルミ青銅はハンダ付けは出来ないという違いがあります。

アルミ青銅を使った硬貨とは

本物の黄金のように長くは続かないものの、新しいものはまるで金貨のように美しく輝くことで、かつて硬貨にも使われたアルミ青銅は、戦時下の貨幣として世界各国で使用された歴史があります。フランス、フィンランド、ドイツ、オーストリア、ロシア、ポルトガル、スペインなどのヨーロッパの国々や、ブラジル、パラグアイ、ニカラグア、アルゼンチン、メキシコなど南米の国々、エジプトやアルジェリアなどのアラブ地域、インドネシアやタイなどの東南アジア諸国、そしてこの日本に於いても、昭和12年の日中戦争以降戦時体制となり、ニッケルの硬貨が製造できなくなったことで、代用硬貨としてアルミ青銅が使われた歴史があります。これは、当時のフランス硬貨に倣ったものですが、そのデザインは戦時色が濃い時代ということもあって、国粋主義、軍国主義を強く打ち出した菊の紋章や波浪、旭日、桜花などでした。特に有名な10銭貨は、当時の日本陸軍、日本海軍の力を表現している硬貨として今も人気があります。硬貨にはさまざまな金属材料が使われていますが、その国ごとの歴史を見ると、その時々で国の状況を表す金属材料が使われており、非常に興味深いものがあるといえるでしょう。

アルミ青銅など様々な用途に使われる金属あれこれ

金属と聞くと、硬いものというイメージを持っている人が多いと思います。
実際に、超高層ビルや橋梁といった大規模構造物にはその強度を保つために金属材料(鉄鋼材)が使われています。
その一方で、アルミ青銅を始めとする合金は、金と遜色のない光沢のある黄金色が装飾品としての品格を高めるだけでなく、引張り強さや硬さが普通の青銅より大きく、軽量で腐食に強いという特性も持っています。そのため、化学工業用部品や船舶部品、機械部品などの用途で使用されており、歴史的に見ても果たしてきた役割は大きいといえるでしょう。
現代技術の進展にともない航空事業が発展していく中、金属材料、特に特殊銅合金に対する需要がますます高まっており、本日もなお新たな素材づくりには欠かせない存在です。
金属という大きなカテゴリーで見てみると、2020年11月に発売された据え置き型ゲーム機の次世代機では、長期で安定した冷却性能の実現のためにスズ、ガリウム、インディウムをベースに特別な配合で作られた液体金属タイプの熱伝導材が採用されたことが話題となりました。
これからも時代のニーズに合わせて、金属の持つ物性のままにいろいろな形で工業製品化されることは間違いありません。

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